4.  ベルナデッタが語った言葉の珠玉集

※花の写真は、ベルナデッタとは直接関係がありません。

          1.バルトレスで

時、場所

 

 口数少ないベルナデッタの言葉  参考、備考

1857年9月頃

(13歳)

バルトレスの草畑で

  ベルナデッタが聖母月の祈りのために作った小さな祭壇を 、子羊が壊しても、ベルナデッタはこのかわいい子羊を叱ることは出来なかった。

「私はこのかわいい子羊を罰するために、羊が一番好きな塩をなめさせていました。」

Pour  le punir,ju lui donnais du sel, dont il est tres   friand.

 「お父さん、羊を見て。あの中に背中が青くなっているのがいるてしょう。どうしたのかしら?」

Regarde donc mes moutons,il y en a  plusieurs qui   ont le dos tout vert.

 ルネ・ローランタン著

”Vie de Bernadette” P.29

 左の仏文は、ベルナデッタの語ったルルドの方言を、著者がフランス語に訳したもの。以下、同様。

父のフランソワは「羊の食べた草が背中に上がって、青くなったんだろう。きっと死ぬよ」と何気なしに言ってしまった。それを聞くと、ベルナデッタは泣き出してしまった。

 ルネ・ローランタン著

”Bernadette vous parle” p.17

1858年1月

(14歳)

「 バルトレスでは退屈する 」

ベルナデッタは里親の家の人たちの気持ちを悪くしたくなかったので、 「 ルルドの神父様が私に初聖体をさせて下さるから 」 と告げて、バルトレスを去った。

ベルナデッタが退屈すると言うなら、恐らくそれ以上の深い悲しみがあったのだろうと、父母はベルナデッタの悩みを理解した。

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