岐部城の堀切跡

岐部城は、堀も築いていて、小規模ながら本格的な城だったことが分かる。

ペトロ岐部神父の父であるロマノ岐部は、城主の親戚で有力な家臣であった。

「父ロマノ岐部の篤い信仰は、（イエズス会により）ローマにも報告されていて、

司祭となるためにローマに入ったペトロ岐部を喜ばせた」

（　松永伍一「ペトロ岐部」中公新書Ｐ．１１３　）

ちなみに、この世的な事を付け加えるなら、岐部城はロマノ岐部の頃に滅亡している。

「春　高楼の花の宴　・・・昔の光　今いずこ」（荒城の月）の感がある。

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