親指のマリア像
（最後の伴天連＝イタリア人宣教師シドッティの所持品）
古居智子氏はその著「密行−−−最後の伴天連 シドッティ」（新人物往来社 ２０１０年刊）」で、次のように言っている。（Ｐ．２２４） 「この聖母像は・・・・・『親指のマリア』と名付けられ、シドツティの唯一の遺品として現在は東京国立博物館に所蔵され、三百年経った今もまったく容色を失わず、その甘美な深い美しさを湛（たた）え続けている」
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「訪問介護ヘルパーの奮闘日記」の「やっと会えました『親指の聖母』と「悲しみの聖母』」の http://blog.goo.ne.jp/mytoypoodlgoo/e/8b1f24b14e66f3d228dac1954ad58388） に、次行の説明がありました。 （とてもよく調べておられます。助かりました。感謝） |
「こちらは銅版油彩で大きさは25cm×２０cmぐらいのＡ４サイズより一回り小さいものです。 これはこれで、いわく付きで（新井白石が取調べでイタリア人神父から取り上げて長崎奉行所に明治まで保管されたもの）これを目にした人たちの心情を想像するに興味深いものがあります。」 |
新井白石がスケッチした「親指のマリア像」の詳細については、
名著「西洋紀聞」及び「長崎注進羅馬（ローマ）人事」に記録されている。
下の画像をクリックすると、白石の記録の頁に進みます。
